第179章舞台裏

その言葉を聞いて、男ふたりはそろって黙り込んだ。

ベッドに横たわるウィリアムは、すっかり望みを捨てていた。カスピアンがどこにいようと、彼がいる限り自分の計画はいずれ台無しになる――そう分かっていたのだ。

カスピアンの気を逸らし、アンナの周りをうろつかせないようにする手はないか。ウィリアムはそう考えた。だが、アンナのファッションショーが間近に迫っていることを思うと、今はひとまず我慢するしかないと判断した。

アンナのショーが終わったら、必ずカスピアンを遠ざける。アンナと過ごす時間を邪魔するものは、何ひとつ残さない――ウィリアムは固く心に決めた。

一方ソファでは、カスピアンがウィリアムのほう...

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